結婚して夫婦二人の生活から一変、子どもができると、
驚くほど月々に使うお金が増えていきます。
子どもが小さい内はミルクなどの食費にオムツ代、
少し大きくなってきたら衣料費や習い事にレジャー費など。
数え上げればきりがなく、これらに加えて
大学進学に回す教育費も貯蓄せねばならず、
一体いくらあれば困らないのか不安になります。
そんな不安を解消するために、今回は
夫と一歳半の息子と私、3人家族の貯蓄の目安は
一体いくらになるのかについて調べてみました。
生活費平均は3人家族でいくらくらい!?
生活費の中には月々必ず出ていく必須の生活費とその他の生活費、
冠婚葬祭に関わるような特別な出費があります。
必須の生活費はざっくり分けると、
家賃▪住宅ローン、水道▪光熱費、
食費(外食費を含む)、通信費、教育費、
子供服、生活日用品といったところでしょうか。
家賃▪住宅ローンは都心か田舎かで物価に違いがありますが、
今回は10万と考えてみます。
(一般的に、手取りの30%までに押さえるのが理想とされています。)
水道▪光熱費は夏と冬に高くなりがち。
月ごとに大きく金額が異なってくるのが実情です。
我が家の1年間の水道▪光熱費を合算して
12ヶ月で割ってみると16000円になりました。
(オール電化、太陽光発電の有無によって差が生じると思います。)
食費は1人2万円として、一般的な外食費の平均は15000ほど。
子どもが食べ盛りになると出費は膨らみますが、
今回はトータルで5万円と考えます。
通信費は携帯2台分+Wi-Fiで13000円かかっています。
(料金プラン、固定電話の有無、光回線の設置等により
ここも差が出てくると思います。)
教育費はこどもの年齢、習い事の数によって
大きな違いが出ます。我が家の場合子どもが小さいため
習い事はまだ始めていません。よって今はゼロ円です。
教育費については後程記載します。
子供服はベビー時代が一番揃えるものも多く、
かつ新品を使うことが多いのではないでしょうか。
我が家も新生児の頃は新しいものを使い、
その後はおさがりやフリマを活用しています。
とはいえ靴などは3ヶ月~半年でサイズアウトするので
月3000円ほどかかっている印象です。
生活日用品費は一般的には月二万円。
我が家は15000円ほどかかっています。
何をどこでどうまとめ買いするのかによって差が出ますね。
ここまで必須の生活費を順番に書き出しましたが、
月々約20万必要なことが分かりました。結構な出費です。
その他の出費は保険料、車関連費(ローン▪駐車場▪ガソリン費)、
小遣い、レジャー費等です。
保険料は公的保険と私的保険に分かれており
私的保険(死亡保障、医療保障、老後保障)を定期、
掛け捨てでどの程度支払うかによって違いがあります。
我が家の場合公的保険は給料から天引きで、
私的保険の支払いが月に3万円あります。
車関連費、我が家は車のローンは払い終わっていますが、
車検代や保険料が必要なため、月に2万5千円ほどかかっています。
小遣いは我が家の場合1人二万円で合計四万円です。
レジャー費は、国内旅行や帰省をすると
年間でかなりの出費になっています。
月最低でも5000円は確保したいところです。
ここまでその他の出費について書き出してきましたが、
約10万円となりました。
必須の生活費とその他の生活費を併せると
我が家の場合月々のトータル出費が
約30万円かかることが分かりました。
ご家庭によって外食をせず食費を浮かせている、
持ち家があるので月々の家賃が一切必要ない、
様々なケースがあると思います。
なので、各家庭によって5~10万円ほど
我が家の試算との開きが出てきそうです。
3人家族の食費 赤ちゃんがいる場合にはいくらくらいになる!?
我が家の場合でお話しますが、
月4万円を目指しています。(外食費を除く)
菓子、惣菜、冷凍食品を買わないようにする、
安い時にまとめ買いする、
親戚から野菜類を貰う等ができるならより節約に繋がります。
私も業務スーパーで肉、魚、野菜、果物をまとめ買いしていますが
一般のスーパーより安く済ませられています。
離乳食が始まってからは野菜の鮮度と種類にはこだわっていますが、
大人の肉は基本国内でも国外でもいいやと妥協するようにしています。
3人家族 年間貯金額で目指したいのは○○万円!
ここまで3人家族の月々の生活費(出費)についてみてきましたが、
年間いくらぐらい貯金があれば生活に余裕が出るのでしょう。
よく目にするのは「手取りの10%を目安に貯金しよう」
というフレーズ。
つまり手取りが30万なら約三万円、
手取りが45万円なら月に4万5千円は
最低でも貯蓄に回すということです。
でも実際は、いつまでにいくら必要かという目標から逆算し、
貯蓄額を決めたほうが確実だし安心できると思います。
毎月決まった額を貯蓄に回すのが理想的ですが、
子育てをしているとお金がたくさん必要になる年や
シーズンが必ずやって来ます。
その時に慌てないためにも、目標額の設定を行い、
子育てにお金がかかる時期がいつなのか心構えをしておきましょう。
具体的に目標を決めよう!高校入学までにいくら貯金しとくべき?
子どもを育てるには、養育費と教育費のどちらも必要です。
養育費は食費や医療費、理美容費やお小遣い、
衣料費や私的所有物費(玩具や文具、本など)のことです。
こどもの食費は年齢によって変化します。
乳幼児の時にはさほど必要ありませんが、
大きくなるにつれて食べる量も増えますし、
部活動で遠征や合宿に行くとその分プラスで必要になります。
概算ですが小学生で月々の食費に+1~2万、
中学生になると+3~5万ほどかかりそうです。
よって高校生までにかかる食費はざっと320万円ほどにのぼります。
医療費はこどもの年齢、そして住んでいる地域によって
月○○円までの負担、など違いがあります。
中学生まで、もしくは高校まで助成を行うところが多いように思います。
厚労相の年齢区分別の医療費をまとめた統計をみると、
20才未満の医療費は約100万となっています。
理美容費は仮に3ヶ月に1回カット4000円のところに
年4回通ったとして16000円、小学校から高校入学まで
このペースを続けると約15万円になります。
お小遣いは仮に月に3000円を小学校から高校まで
続けて与えたとすると約32万円かかります。
この他サイズアウトした服や靴の買い換えにかかる衣料費、
クリスマスや誕生日などのイベントに使われるプレゼント代など
30万~50万円ほど必要になってくるのではないでしょうか。
ここまでを合算すると、高校入学までの養育費だけで
少なくとも500万円を越えることになります。
これに加えて教育費
(入学時の制服代や教材費、入学金や給食費に授業料など)が
必要になります。
幼稚園か保育園か、小学校から高校までを
私立と公立のどちらに通わせるのかによって差が生じます。
私は公立希望なので幼稚園から高校までを
全て公立に通うと仮定して試算してみます。
公立幼稚園、2年間教育費の平均は60万円、
公立小学校6年間の教育費の平均は300万円、
公立中学校3年間の教育費の平均は230万円、
公立高校3年間の教育費の平均は250万円。
合算すると幼稚園から高校まで
約840万円必要なことが分かりました。
養育費の500万円と教育費の840万円を足して、
高校入学までの15年間で割ると、年間では90万円の貯蓄、
月々に換算すると、7~8万円ずつの貯金が必要になります。
ここまでみてくると、とても手取りの1割貯金では追いつきませんね。
結婚前から保険を変えていない人は保険の見直しをしたり、
家計簿をつけて食費を抑える工夫をする、
給料から天引きで貯蓄に回すなど
貯蓄に回せるお金をなんとか捻出したいところです。
教育費が判明し、目標額が決まりました。
続いて、一体どの時期にお金がかかってくるのかについて
詳しくみていきましょう。
子育てにお金がかかる時期はある! それは○○のタイミング
まず、こどもの進学、就職を迎える時期が
ダントツでお金がかかります。
進学すれば学費が、一人暮らしをすれば
そのための準備金や仕送りが必要になります。
次に、中学生時代。学習面の出費はもちろん、
部活動の遠征費や食費が大きく膨らむ時期です。
こどもの体がぐんと成長する時期なので、
それを支えるために食費の増加は避けられません。
そして最後にあげるのが実は保育園時代。
早くから預けるほどお金がかかります。実際私の周りでも、
せっかく子どもを預けて職場復帰を果たそうとしても、
保育料の負担が大きく、やむなく断念した友人がいます。
小学校の6年間はため時。
小学校に上がった途端にパートに出たり、
時短勤務から正規に復帰する人が多くいるのも納得です。
保育園や幼稚園時代に免疫をつけた子どもは
健康面でも丈夫になり、体調不良の呼び出しが減るのも
仕事を探しやすくなる要因の一つでしょう。
お金をかけずに赤ちゃんと楽しむんだったらお出掛け先は...?
ここまで、生活費の実際、貯金額の目安、
養育費及び教育費についてつらつらと書いてきました。
ご家庭によって節約のポイントは様々かと思いますが、
実際の我が家はレジャー費と外食費が高くついてしまいがち。
まずはそこから見直していけたらと思いました。
我が家と同じように月々の外食費やレジャー費が
かさんでいる人は参考にしてみてください。
赤ちゃん連れのオススメスポット、たくさんあって迷いますよね。
実際に行ってよかったところをいくつかご紹介します。
一つ目は図書館や支援センターです。我が家は3ヶ月で
どちらもデビューしましたが、どちらもお気に入りです。
図書館は時間によっては絵本の読み聞かせや紙芝居があります。
本の種類も豊富で購入する前にどのジャンルの本に興味があるか
読ませて判断することができ無駄になりません。
支援センターでは家にないオモチャが複数あるので魅力的です。
たくさんのお子さんが遊んでいる様子を見るだけでも、
子供にとってすごく刺激になります。
息子は同じ月齢、年齢の子以外にも興味津々で近付いたり
勝手に逃げ回ったりオモチャをどうぞしてみたり楽しそうにしています。
2つ目のオススメスポットは公園です。
雨の日は断念しますが、公園だと大きな声を出しても迷惑にならない、
持参したお弁当を食べさせられるしこぼしても気にならない、
走り回って遊ぶことができるので重宝しています。
我が家の公園デビューは7ヶ月の頃
(お座りができるようになってから)でしたが、
はじめて砂場で砂を触って不思議そうに眺めていました。
近所に公園が4つあり、遊具の種類や砂場の規模が違うので
気候や体調、滞在時間などを考慮して使い分けています。
最後に
▪3人家族の生活費は約30万円
▪赤ちゃんがいる場合の食費は約4万円
▪年間貯金が額で目指したいのは90万円
▪高校入学までに1300~1500万円あれば余裕が生まれる
▪子育てにお金がかかるのは進学及び就職のタイミング
▪お金をかけずに赤ちゃんと楽しむお出掛け先は図書館や公園
食費が少なく済む乳幼児期はレジャー費を押さえて賢く貯金、
こどもの体力がつく小学生時代はまさに稼ぎ時、
頑張って貯蓄を増やしたいですね。
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