今年は本当に暑いですよね…
連日の灼熱、熱帯夜、本当にイヤになっちゃいます。
それは動物も同じです。
特に犬は常に毛皮を着ているような状態、
暑くないわけがありません!
トリミングでカットをしても暑いものは暑いです!
今回はこの夏、
室内犬との暮らし方を一緒に考えていけたら、
と思います☆
①室内犬にはエアコンは必須条件!?
まず、室内犬に関しては
「犬は寒さに強い!」、
「犬は暑さに強い!」
という説は全くの間違いである、
ということを理解していただきたいです。
犬も人間と同じで、
寒さに弱ければ暑さにも弱いのです!!
これは覚えておいてくださいね。
室内で飼っている犬は人間の適温で過ごしているので、
暑さ寒さに強くなる必要がなくなってしまっているのです。
そのため、今年の夏の暑さは犬にとっても大変だと思います。
犬は暑さに弱く、熱中症で亡くなってしまった、
という事例が毎年報告されているほどです。
そこで、お助けアイテムになるのが、
部屋中を一定の温度で冷やしてくれる「エアコン」です!
部屋の中を常に涼しい状態に保ってくれます、
そのため飼い犬がどの場所に移動したとしても
快適に過ごすことができるのです。
私の飼い犬は、
常に自分が涼しい場所を求めてウロウロしつつ、
お昼寝とおやつの時間を楽しみに過ごしています☆
②扇風機ではダメなの?
ここで疑問に思ってしまうのが、
「扇風機ではダメなの?」
ということではないでしょうか?
確かに扇風機も首振り機能を使えば、
部屋を涼しくすることは可能です。
しかし、犬にとっては扇風機では意味がないようです…。
なぜなら、犬は汗腺が人間よりも少なく
全身から汗を出すことができないのです。
そのため扇風機で風を犬に送っても、
人間のように気化熱で涼しくなることができません。
犬は毛皮で覆われているので、
それも仕方のないことかもしれませんね。
もし扇風機を使用する際は、
ペットボトルに水を入れて凍らせます。
そのペットボトルを扇風機の前に置いておくと、
さらに涼しい風を犬に送ることができるので、
犬も喜んでくれますよ☆
しかし、氷が溶けて水になってしまうと
最初の状態に戻ってしまうので、
お留守番をさせるときにはおすすめできません…。
③犬にとっての最適な温度は?
犬は気温22℃、湿度60%を超えてくると
「熱中症」
になる危険性が高くなってしまう、
といわれています。
人間にとってはちょうど良い環境なのですが、
犬にとっては危険ゾーンとなってしまうようです。
かといって、実際にエアコンを22℃に設定してしまうと
電気代が…となってしまいますよね。
そこで、おすすめしたい方法があります!
まず、エアコンの設定温度は25~28℃に、
湿度は60%以下に保つようにしましょう。
湿度を下げるだけでも、
犬にとっては過ごしやすい環境となります。
湿度を上げないためのポイントとしましては…
1 太陽が当たる部屋のカーテンやブラインドは閉めておくようにします。
強い日差しによる温度上昇を防ぎましょう。
2 ときどき窓を開け、換気をよくしましょう。
長時間開けてしまうと外の熱気が入ってきてしまうので、
換気を良くするだけで大丈夫です。
3 犬用の冷却グッズを準備してあげます。
水も電気も使わない冷却シートなど、
エコなグッズが多く販売されています。
私の犬は顔だけを置いて、枕のように使っています。
このようにエアコンの温度設定に頼るだけではなく、
飼い主側の努力も加えて犬が
過ごしやすい環境を作ってあげることができます。
ぜひ、真夏でも愛犬が快適に
過ごすことのできるようにしてあげましょう!
④ある夏の日の悪夢…
私が実家を出て初めて飼った犬がいました。
今飼っている犬の先代の犬になります。
4歳の若さで旅立ってしまいましたが、
本当に可愛い犬でした。
その犬と初めての夏を過ごした年に、
私は大きな失敗を犯してしまいました。
その日もすごく暑かったのですが、
仕事に遅刻寸前で慌てて飛び出したのです。
朝から夕方まで家に帰ることなく、
仕事から帰って来ると、
犬が「ゼーゼーハーハー」と
今まで聞いたことのない息遣いで
横になってしまっていたのです。
家に入った瞬間、
もうムンムンしており、
汗が噴き出てくるような状態でした。
もちろん犬用の飲み水を入れたボールも空っぽ。
慌ててエアコンのスイッチを入れ
ボールに水をギリギリまで入れました。
すると、ヨロヨロしながらボールに近寄ると、
すごい勢いで飲み干してしまいました。
それを3杯ほど飲むと落ち着いたようで、
お気に入りの座布団の上で横になりスヤーっと
寝入ってしまいました。
あの光景は10年近く経った今でも忘れることができません。
あと数時間遅かったら…と考えるとゾッとします。
今も室内犬と暮らしているのですが、
夏に留守番をさせる際は本当に気を付けています。
⑤最後に…
実際に犬に苦しい思いをさせてしまった経験があるため、
私と同じような気持ちを他の人にもしてほしくなくて、
この記事を書かせていただきました。
ぜひ、参考にしていただけると幸いです!
犬も人間も快適に過ごせるような環境にし、
楽しい夏を過ごしましょう☆
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